ブリューゲルの世界
目を奪われる快楽と禁欲の世界劇場へようこそ

拡大で見る!《バベルの塔》の画家ブリューゲルの58作品!
「…たとえ頑固でしかめ面の鑑賞者であっても、彼の絵を前にすると、少なくとも口角が上がるかにやりとせずにはいられない。」(『カーレル・ファン・マンデル「北方画家列伝 注解」』
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〈ディテールを8つのテーマから見る〉
・世界を見る
・騒々しい世の中
・美徳と罪
・怪物と魔物
・喜びに満ちた収穫
・目に見える機知
・顔 そして 感情
・生きる歓び
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〈日本語版の特典〉
・画家だらけのブリューゲル一族をわかりやすく図解した家系図
・ブリューゲル(父)の生涯を追った年表
・ブリューゲルとフランドル絵画をより深く知るための日本語参考文献
・関連画家、技法の用語解説
- Format:B5判変型
- Size:224×175mm
- Pages:304Pages(Full Color)
- Binding:ソフトカバー
- 発行元 :PIE International
- ISBN:978-4-7562-5378-1 C0071
- 著者:マンフレート・ゼリンク 翻訳:熊澤弘
マンフレート・ゼリンク:1962年生まれ。ブリュッヘ美術館館長(2001-2014)を経て、アントワープ王立美術館館長(2014-2020)。2007年にスペインでこれまで知られていなかったブリューゲルの油絵を発見。さらに2012年にも、これまで未公開だったドローイングをブリューゲルのものと結論づけ、ネーデルラント絵画研究に大きな貢献をした第一線で活躍する美術史家。
熊澤 弘:東京藝術大学大学美術館准教授。東京藝術大学美術研究科修士課程修了。東京藝術大学大学美術館常勤助手/助教、武蔵野音楽大学音楽学部音楽環境運営学科をへて、2017年4月より現職。
オランダを中心とした西洋美術史、博物館学を専門とし、日本国内外の美術展覧会企画にかかわる。主な担当/監修展覧会としては「線の巨匠たち――アムステルダム歴史博物館所蔵素描・版画展」(2008年、東京藝術大学大学美術館他)、「Japans Liebe zum Impressionismus(日本が愛した印象派)」展(2015年、ドイツ連邦共和国美術展示館)、「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」(2017年、東京都美術館他)など。著書に『レンブラント 光と影のリアリティ』(角川書店 2011年)、『脳から見るミュージアム アートは人を耕す』(中野信子と共著、講談社現代新書 2020年)、訳書に『ヒエロニムス・ボスの世界』(小社 2019年)など。










