迷い猫や迷い犬を探す張り紙は、旅先でも気になります。
走失猫尋主人。
猫がシュッと走り去る光景が浮かびます。
me perdi(迷子)
見つけた人には報酬を用意しているようです。
「雌の黒い犬を探しています」
「探しています。黒茶のミックス」
以前、飼い猫が行方不明になったとき、張り紙を見たご親切な方からの連絡により、
無事に連れもどすことができました。
「コッカーの仔犬売ります」
気持ちが和みます。
旅先では猫用品もつい見てしまいます。
miglior gatto
「ベスト猫」
液体のおやつ。
猫草を見る猫の目が草色です。
レコードジャケットのようです。
キャットさん。
キットキャット。
サーモン、ツナ、チキン、ターキー、サーディン。
贅沢です。
当連載は毎週火曜日更新予定です。
≪第2回 目次へ 第4回≫
9月上旬発売
『庭猫』(にわねこ) →詳細はこちら
庭の常駐猫、アフとサブ。ある日振り返ると、網戸に張り付いていた。「ご飯はまだか」。
その日を境に、毎日欠かさず張り付くようになり…。
家で飼う猫と庭に住み着いた猫、飼い主の日常。
家族と猫たちの、ちょっと不思議であたたかい写真集。
ISBN :978-4-7562- 4694 -3 C0072
定価:1,400円+税
プロフィール
安彦幸枝
東京都目黒区生まれ。
武蔵野美術大学短期学部卒。東京総合写真専門学校夜間部卒。
父のデザイン事務所でアシスタントをつとめた後、写真家 泊昭雄氏に師事。
書籍・雑誌、広告などのために、内外の風景や人、食べ物を中心に撮影している。
現在、酒場の写真集も準備中。