新刊
モローやルドン、クリムトの絵画から、ビアズリーの挿絵、ベルメールの球体関節人形まで約400点を収録!『ヨーロッパの幻想美術 世紀末デカダンスとファム・ファタール(宿命の女)たち』
闇と驚異、夢と幻がゆらめく幻想美術の世界
現在も世界中で根強く愛される幻想美術の世界とはどのように成り立ち、広まっていったのか。本書は、世紀末からシュルレアリスムまでの主要作家とともにその歴史を紐解き、幻想美術の世界に登場するファム・ファタール(宿命の女)たちをテーマに、図像学(イコノロジー)の視点でもりだくさんの図版を紹介します。
著者:海野弘
1939年東京生まれ。評論家、作家。早稲田大学ロシア文学科卒業後、平凡社にて『太陽』編集長を経て独立。美術、映画、音楽、文学、都市論、ファッションなど幅広い分野で執筆を行う。著書多数。