事例1:仕事も食事もこなせる長いダイニングテーブルを

<一級建築士 佐々木倫子さん>
テレワークの決まりごと
・仕事が終わったら道具をきちんと収納し、テーブル上をすっきりさせる
・出し入れしやすい収納場所を確保して、片づけを楽にする
・収納スペースからはみ出るものは、持たないようにする
・ラジオをつけて、仕事のスイッチをオンにする
・子どもとの時間は気分転換だと考えて、楽しむ
パソコンでの仕事はほぼこのダイニングテーブルで。必要なサンプル帳などは天板下の収納棚にあるので、すぐに手が伸ばせて便利。
佐々木さんがテーブルにつくと、正面には、夫の佐藤さんの後ろ姿が。「資料が多い時は、それぞれ別のスペースで仕事をすることもあります」。
家族も使う場所だからこそ、テーブル上はすぐに片づけられるように
ダイニングテーブルの下には、ぐるりと収納棚があります。仕事で使う資材のカタログや資料、子どもの教科書など、テーブル上で使うものはここに収納。「入りきらないものは厳選して処分します」
佐々木さんの定位置のテーブル下は、プリンターや用紙など。書類は「無印良品」のファイルボックスに入れて整理しています。ノートパソコンは仕事が終わったら、毎回プリンターの上に置くようにし、テーブルの上をすっきりと。
テーブル上の吊り棚は、キッチン側には食器や調理道具など。ダイニング側はカトラリー類の他、仕事に使う細かい道具を。「無印良品」のツールボックスにまとめて出し入れしやすくしています。
「マンションをリノベするときに、テーブルに電源があったほうが便利だろうと予測して作りました」。天板の一部を外すと下にコンセントがあるという仕組み。
キッチン側の壁は一面収納棚に。上部には模型や模型に使う資材など大きなものを隠して収納。ワンルームとして使っているので、下には家族の洋服なども入っています。
息抜き、気分転換のおとも
壁の仕切りを取り払っているので、リビング横の寝室もひとつづきです。「お昼ごはんの後に眠くなったら、一旦ちょっと昼寝できて便利ですよ」と夫の佐藤さん。
仕事中はもっぱらコーヒーが多いというご夫婦。「『KINTO』のグラスを愛用しています。二重構造で冷たいものを入れても水滴がつかなくて資料が濡れないんです」
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