学生、ものづくりに携わる人たちの生きるヒントになる1冊〜『人生はチャンバラ劇』イベントレポート〜
4月21日に発売となった、絵本作家・飯野和好さん初の自叙伝『人生はチャンバラ劇』。『ねぎぼうずのあさたろう』をはじめ、数々の作品を発表し続ける絵本作家の若い頃の道の踏みまちがいや失敗、迷い・涙・笑いの半生を描いた痛快ものがたりです。
こちらの記事では、発売に先がけて4月8日(土)に子どもの本専門店・ブックハウスカフェにて開催した『人生はチャンバラ劇』の発売記念トーク&サイン会の様子をお届けします。
笑いが湧き起こった読み語り
イベントは三味線を使った『スサノオ』の読み語りからスタートしました。アレンジを効かせた読み語りに、会場内からは笑いも。人間味あふれる神さまたちの生き生きとした姿が目の前に浮かぶ時間でした。
※飯野さんの読み語りが気になったかたは、こちらの神話絵本『国生み イザナギ イザナミ』の読み聞かせ動画をご覧ください!
表紙写真のうら話からこれまでのこと
読み語り後、いよいよ『人生はチャンバラ劇』のお話へ。表紙の写真は、取材のため秩父にある飯野さんの生家に赴いた際、どんどん山道を先に歩く飯野さんに、編集担当者が声をかけて振り返った瞬間を撮影したとのこと。自然なお姿が素敵な1枚です。
はじめにこれまで手がけられた絵本のお話から。『人生はチャンバラ劇』では『ねぎぼうずのあさたろう』のような時代劇、民話、落語、妖怪、神話……など、これまでさまざまなテーマで絵本を手がけられたことを一覧でご覧いただけます。貴重なスケッチブックを掲載しているのも本書の見どころのひとつです。
トークの後半では飯野さんの半生を辿ります。家族のこと、ルーツとなった映画の話、初めて就職した高崎のデパートのお話、そしてアートディレクターの堀内誠一さんとの出会いによって切り拓かれるイラストレーターへの道……とスライドを見ながらエピソードをお話しいただきました。
『人生はチャンバラ劇』では当時の様子がわかる秘蔵写真をたくさん掲載しているので、ぜひお手に取ってお確かめくださいね。
最後にサイン会を実施し、和やかな雰囲気のままイベントは締めくくられました。
改めてイベントへご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!