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    ニュース

    ビジュアルで甦る名著シリーズ

    2018年1月『陰翳礼讃』

    ほの暗さの向こうに、美しい世界が見えてくる

    暗がりに潜む美を写し撮ったのは「気配を撮る名匠」と評される大川裕弘。『陰翳礼讃』の世界がより深く理解できるビジュアルブックです。

    文:谷崎潤一郎 写真:大川裕弘

     

    ▼幅広い世代から読者コメントが寄せられています

    ・日本人が「陰影」に陽を見出す理由を、人種や文化、気候、伝統などと絡めて語る谷崎さんの視点が面白かった。大川さんの写真が文章の内容と見事に調和しており、全体を通して素晴らしい作品だと感じた。(19歳・男性)

    ・谷崎潤一郎を読みたい…と思っていた時に、書店で目に入りました。内容とぴったりの装丁で、ひとめぼれしました。「陰翳礼讃」は、文章はもちろん美文で、読んでいても情景が思い浮かぶのですが、大川さんの写真があることでより「うすぐらがりの美しさ」というのを実感できました。あとがきに大川さん自身、写真の「気配」を大切に撮影されているとありましたが、写真の一枚一枚から「陰の持つ気配」が感じられました。純文学と写真のコラボレーションした本をまたぜひ読みたいです!(30歳・女性)

    ・ずっと長年読もうと思っていた陰翳礼讃にこのような美しい写真と装丁されたものがあり感激して購入しました。1ページごとにずっしりと心身に染みる本を得られてとても満足しています。(42歳・女性)

    ・素晴らしい文章に素晴らしい写真で、目から鱗の日本再発見であった。(56歳・男性)

    ・言葉による美しさを目で楽しめるのがいいですね。日本人の美意識の極みです。(67歳・女性)

    ・頁を操りながら庶民の味わえない贅沢な空間に浸らせて頂きました。便利を享受して、大事なものを多く失ってしまったことも…。折々に開き、机上で季節の移ろいと共に楽しませて頂きます。続編楽しみにしております。(74歳・女性)

    ・写真家と作家の息一致(85歳・男性)

     

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    2020年1月刊行『茶の本』

    〝美のカリスマ〟岡倉天心が世界にアピールした、日本人の本当の美意識

    日本の美の心を茶道の美意識から説き起こして、世界に衝撃を与えた名著の初のビジュアルブック化!「茶の本」は、茶道の作法などを解説した書物ではなく、茶道を禅や道教、華道などとの関わりから広く捉え、日本人の美意識や文化観を欧米人に向かって説いた評論ですが、日本人にも「美の本源」「芸術の本質」「人生の本義」を教えてくれる一書でもあります。大川裕弘氏の美しい写真と共に、その世界観が味わえます。

    著者:岡倉覚三 訳:村岡博 写真:大川裕弘

     

    ▼読者コメント

    ・西洋を意識したレトリックが綴られており、美意識についてわかりやすく読みました。(33歳・男性)

    ・文章と写真のバランスが合っていてとても美しく、天心の言葉を表現していると思います。(44歳・男性)

    ・カラーの写真がたくさんでびっくり。早く買えばよかった。手元に置くだけで満たされるものがある。(64歳・女性)

     

     

     

    2022年1月『「いき」の構造』

    あの名著の、「いき」の美学が理解できる

    典型的な『高等遊民』にして西欧の教養と遊びの精神及び江戸と上方両文化に精通する粋人が、西欧流哲学の構文で迫る「いき」の構造。「いき」と言えば日本人の九割が感覚的に了解し、では「いき」とは、と問われれば九割が答に窮するといわれる「いき」の謎。一字一句の難解、一行一章の曲折に気を取られず軽く読み超えていけば、ふっと、日本独自の美学の要点が見えてきます。『日本の美』の空気感、存在感に通底する大川裕弘の写真の数々が、そうした読書法の確かな一助になります。

    著者:九鬼周造 写真:大川裕弘 編:谷村鯛夢

     

    ▼読者コメント

    ・日本を知るための不可欠の哲学書だと思います。西洋の文脈、アジアの文脈とは異なる独自の思想でしょう。(77歳・男性)

     

     

    2022年9月『美の魔睡 邪宗門』

    匂い立つ妖美と神秘の詩世界。時を超え、白秋の言葉の魔術にかかるーー。

    近代日本の大詩人・北原白秋の処女詩集『邪宗門』。「邪宗門」とは江戸幕府によって禁制とされたキリスト教のこと。白秋は自らを、秘密の信仰を守った切支丹(キリシタン)になぞらえ、神秘や官能、妖美な幻想への耽溺を唱え、異国情緒あふれるイメージを華麗な言葉で織り上げました。近代文学史における象徴詩の金字塔ともいえる詩集を、大川裕弘氏の美しい写真とともにビジュアルブック化しました。

    • 詩:北原白秋 写真:大川裕弘 編:谷村鯛夢(編集工房・鯛夢)

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