シキノメモリエ第6回:「紅八つ時(くれやつどき)」-冬の参-
今回は狩りを小休止しておやつをテーマにしてみようと、このタイトルに落ちつきました。輪切りにしたバタールを焼いておやつによく食べるのですが、毎回、思いの他すぐになくなってしまい『切っても切っても無くならないバタールがあれば…』と思う気持ちをメンフクロウで表現しました。
・八つ時(やつどき)…時間を時鐘により表していた時代の呼び方のひとつ。おおよそ午後3時前後の時刻。転じて、この時間帯に食べる間食を「おやつ」と呼ぶようになった。
(メンフクロウは切られても痛くない、というご都合設定です。)
・Rough draft
狩りをしている時とは違って暖かい室内を想定しており、柔らかい空気を出したかったので今回は鉛筆で線画を起こしました。彩色も、珍しくレイヤーを分けずに上塗りをしていく形で仕上げています。
(ホノジロトヲジ)
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