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    【最終回】リノベーション完了、そして書籍化のおしらせ

    【最終回】リノベーション完了、そして書籍化のおしらせ

    ※カバーデザインは実際と異なります。

    自分の手でつくった「すみずみまで愛しい家」

    2019年3月からスタートしたわが家の2階のリノベーションは、当初の予定通り、3か月後に完了した。

    春のはじまりから梅雨入り前までの気候が安定した時季の工事は、庭を使った作業も気持ちよかったし、つみき設計施工社さんとの連携も終始スムーズだった。終えてみての感想は「200%満足」。「すみずみまで愛せる家にしたい」というゴールに、ちゃんとたどりつくことができた。今回のリノベーションで生まれ変わった部屋を、もう一度見直してみる。

    子ども部屋は、砂壁と襖、畳敷きの和室から、ミルキーホワイトの壁とグレーの床のシンプルな洋室になった。娘のお気に入りの人形たちもこの部屋によく似合っていて、その表情からも居心地のよさそうな様子がうかがえる。

    夫婦の寝室は、最初にイメージを描いた通り、古民家旅館風の部屋に。完成以来、新しくできた壁にもたれかかりながらベッドで本を読む時間が、わたしにとって一日の終わりのごほうびとなっている。

    北向きの洗面所は、以前とは比べものにならないほど明るく、清々しい空間に変化した。見た目の雰囲気だけでなく、ここでアイロンがけができるなど家事動線がよくなったことも日々実感している。

    物置から図書室へと劇的な変貌を遂げた納戸。以前はここに足を踏み入れるのが憂鬱だったのに、今は胸が躍るのだから、リノベーションの力は本当にすごい。近年は名作児童文学を読むことに凝っているわたしの母が、ここを図書館がわりに使っていて、うちに寄るたびにDIYでつくった壁面本棚の前で本を選んでいる。

    トイレは、スペースが広くなったことで、居住性だけでなく掃除のしやすさもアップした。汚れが目立ちやすい真っ白な空間だからこそこまめに掃除したいし、壁や床はいずれ塗り直せばいい。自分でつくったのだから直すのも自分で、と自然に発想できることもDIYの利点だと思う。

     

    この連載の再編集を含む最新刊が2020年4月に発売

    ここで、連載でこれまで綴ってきたリノベーションドキュメントを収録した、わたしの新刊のおしらせです。WEB連載タイトルと同じ『直しながら住む家』と題した新しい本が、2020年4月上旬に発売されます。

    内容は大きく5つのパートから構成されています。

    PART1では、今から10年前の家との出会いまで遡り、わたしが少しずつこの家を直しながら住んできた足跡を辿ります。家探しでは何を大切にしたか、古い家や郊外に住むことがわたしの暮らしや人生にどんな影響をもたらしたか、最初のリノベーションでは何を残して何を変えたか、建築家と家をつくることはどんな体験だったか、DIYで手を加えていく場所が増えるにつれ家がどんなふうに楽しくなっていったか……などのテーマでエッセイを綴ります。

    PART2は、この連載を再編集し、つみき設計施工社さんというパートナーを得て、最初のリノベーションでやり残した2階部分のハーフセルフリノベーションに挑戦した、そのプロセスを部屋ごとにまとめました。あんなだった部屋がこんなに変わった!という驚きと、これならできるかも、という希望や勇気が湧いてくる内容になっていると思います。

    PART3は「他の家のリノベーションが見たい」と題し、素敵なリノベーションをかなえた友人宅4軒を訪問。それぞれに家づくりのドラマがあり、リノベーションのかたちがあり、こだわりも姿勢もさまざま。インテリアや収納のヒントもたくさん見つかります。

    合間に「家をつくるもの」というページを差し込み、わたしが大事にしている庭づくりや台所の考え方、照明や家具選びの視点、便利な収納のつくり方などもくわしく紹介します。巻末には、「Let’s Talk About Renovation」という読み物ページを収録。わが家の間取り図から、2度に渡るリノベーションにかかったお金の内訳、おすすめのリノベーションパーツカタログ、プロにリノベーション成功の秘訣を教えてもらう対談など、実用情報をぎゅっと詰め込みました。

    PART2以外の写真はすべて、写真家・安彦幸枝さんによる撮りおろしです。『メルボルン案内 たとえば、こんな歩きかた』に続き、今度は「家」というテーマにいっしょにじっくり向き合い、わたしの家と友人の家をいきいきと撮ってくれました。その美しい写真の見応えも十分なB5変形という大判サイズも、この本の魅力となっています。

    今後リノベーションや家づくりの計画がある人はもちろん、インテリアが好きな人、DIYに興味がある人、ただシンプルに「家をもっと心地よい場所にしたい」と願っている人にも、何らかのヒントを見つけてもらえると思います。

     

    そしてWEB連載「直しながら住む家」は、今回で終了となります。約1年間、わが家のリノベーションストーリーにお付き合いいただき、ありがとうございました。この続きは、新刊『直しながら住む家』で楽しんでいただけたらと思います(予約スタートしています!)。

    読んでいただいたら、ご感想もぜひ聞かせてくださいね。お待ちしています!

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    小川奈緒プロフィール

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