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    ノアンティクの夢物語 第11夜「カルトナージュの夢物語」

    ノアンティクの夢物語 第11夜「カルトナージュの夢物語」

    お人形遊びが大好きな少女はひとりで隠れんぼをして遊んでいた。
    今日は屋根裏部屋にある、いつもは開けることのないクローゼットをひらいた。

    中には大人も余裕で入りそうな、大きな大きな箱(カルトナージュ)があった。
    よく見ると、ほかにも様々なサイズのカルトナージュが入っていたが、どの箱にも蓋の裏に奇妙なラベルが貼られている。

    【チェックドットベアの作り方】
    ーチェック柄のテディベアとドット柄のテディベアを箱に入れるー

    少女は好奇心のままに、部屋の中で埃を被っていた<チェック柄のテディベア>と<ドット柄のテディベア>を箱の中に入れてみた。

    次の日の朝。
    箱の蓋を開けると、入れたはずの2つのぬいぐるみは、チェック柄とドット柄が混ざった見たことも無いテディベアに変わっていた。
    それは不気味な錬金術のようで、退屈な少女の好奇心を掻き立てるのに十分だった。

    【蜘蛛ドールの作り方】【ふたつ頭の作り方】【お花動物の作り方】【蚕人間の作り方】
    全ての箱のラベル通りに試すことにした少女は、またたく間にその遊びに夢中になり、毎日毎日素材を集めた。
    ケーキにぬいぐるみ、壊れたお人形、お花、虫、動物の死骸、そして人間も。

    “カルトナージュ”とは
    美しい紙や布、レースやリボンで装飾されたフランスの伝統工芸品である箱。
    名前の由来はフランス語で厚紙を意味するカルトン(Carton)。起源には諸説あり、18世紀頃 蚕の繭を入れる紙箱に装飾を施したものという説や、大航海時代にアジアから運ばれてきた茶葉を入れるために作られたという説などがある。

    text:まくらくらま

    次回の更新は4月中旬の予定です。お楽しみに。

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