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    #今月の本屋さん 長倉書店 修善寺店(静岡県伊豆市)

    #今月の本屋さん 長倉書店 修善寺店(静岡県伊豆市)

    静岡県伊豆市は、東京から電車や車で2時間ほどと近く、温泉も自然も楽しめる観光地。川端康成の『伊豆の踊子』をはじめ、文豪たちに愛された土地でもあります。また最近では大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台としても注目されていますね。今回はその伊豆の温泉街、修善寺にある「長倉書店 修善寺店」を紹介します。店主の長倉一正さんいわく「伊豆を10倍楽しめる本があります。伊豆に関する本なら日本一」の本屋さん。その圧巻の「伊豆棚」をご覧ください。

     

    長倉書店さんは伊豆箱根鉄道の修善寺駅の目の前にあります。東京駅から新幹線を利用すればたったの2時間弱でついてしまいます。

     

    お店に入ると、平台には直木賞の『塞王の楯』と並んでPIEの絵本『もしかしたら maybe』があってうれしい。その上には「御書印」のポスターが貼ってありますね。

    (長倉書店さんも参加している「御書印プロジェクト」は、全国の本屋さんを楽しく巡るための活動です。詳しくはこちら☛https://note.com/goshoin

     

    入口横では伊豆や静岡に関する本を全面展開しています。

     

    『伊豆ジオ100』『伊豆の山歩き海歩き』いずれも静岡新聞社さんが出版。伊豆半島って、その昔は火山島だったそうです。フィリピン海プレートに乗って南からじわじわやってきたそう。そのため地形が特殊で、滝や渓谷など、他では見られない自然の造形美が豊富にあり、2018年にはユネスコの世界ジオパークに認定されています。

     

    こちらのかわいらしい『伊豆の七ふしぎ』は長倉書店さんが発行元で、ご家族で手製本されているとか。原作はなんと長倉書店の創業者、長倉慶昌さん。

     

    こちらは「伊豆に詳しくなる本」の棚。

     

    「当店 出版販売 伊豆の郷土史 ここにしかありません」と書かれています。『下田年中行事 全八十七巻』『伊豆土肥史考』など、長倉書店さんが発行されている郷土史の本がずらり。

     

    長倉書店さん発行の本たち。いずれも装丁が素敵でキュンとします。

     

    こちらは伊豆文学の棚。伊豆で育った井上靖さんの本のほか、川端康成、三島由紀夫、松本清張など。また、湯ヶ島、修善寺、渚など、地域別にその土地にちなんだ文学作品が並び、圧巻です。まさに「伊豆の本なら日本一」。

     

    文庫本を購入すると、オリジナルのかわいいブックカバーをかけてくださいました。イラストは、えがしらみちこさんです。

     

    突如として雰囲気が変わりましたが、こちらは別室の「読書と旅」。元は倉庫だったこの場所を、地元の天城山の杉やヒノキでリノベーションしたそう。「暮らし」「食」などテーマ別に選書されています。

     

    店主の長倉一正さんに、お話を伺いました。一正さんは現在三代目。創業者の長倉慶昌さんは一正さんの祖父にあたり、伊豆の研究家でした。昭和三年、その年号にちなんで「三昭堂書店」を創業。その後、長倉書店へと屋号が変わります。当初は郷土の本を求めにやってくるお客様に向けての書店だったそうです。その後は地元の学校や美容室など、外商をメインとされてきましたが、一正さんの代で、観光目的で修善寺を訪れる方へ向けた品ぞろえを充実させていきました。

    現在はコロナの影響があり、修善寺駅に訪れる方が減っているそうで、地域の方向けの棚づくりにも力を入れています。ですがここは伊豆市内唯一の、そして全国随一の「伊豆の魅力を知ることのできる本屋さん」です。伊豆に来たらまず立ち寄って、伊豆の魅力を発見し、伊豆の旅をより楽しんでください。

     

    長倉書店HP:

    http://nagakurashoten.com/

     

    長倉書店Twitter:

    https://twitter.com/nagakurashoten

     

    ~~以下、周辺情報です~~

    ところで、長倉書店さんから歩いて5分ほどのところに、ギャラリー「修善寺 Cotori」があります。このときは絵本出版社の瑞雲舎さんのフェアと、

     

    絵本作家の松成真理子さんの原画展を開催中でした。

    2022年3月25日~4月3日は光村教育図書さんと、絵本作家の岡田千晶さんによる原画展が行われるようです。絵本と共に、春の修善寺を楽しめそうですね。

     

    修善寺Cotori HP:

    https://www.izu-cotori.com/

     

    (文・写真:PIE 三芳寛要 撮影日:2022/3/13)

     

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    https://pie.co.jp/series/4860930/

     

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