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    #今月の本屋さん 本とおくりもの ヒガクレ荘(静岡県静岡市)

    #今月の本屋さん 本とおくりもの ヒガクレ荘(静岡県静岡市)

    今回紹介する本屋さんは、「本とおくりもの ヒガクレ荘」です。前回紹介した「HiBARI BOOKS & COFFEE ひばりブックス」と同じく静岡市葵区にあります。東京駅から行くと新幹線ひかり号とバスを合わせても1時間 20分ほどで着いてしまいます。

    しかし、なかなかお店が見当たりません。Googleマップによると、場所はこの建物のあたりなのですが….

    建物の横に細い路地を見つけました。小さく「ヒガクレ荘」と書かれた看板が出ています。奥にはレトロなタイル張りの入口が見え、オレンジの優しい明かりがともっています。まるで隠れ家のようです。

    中に入ると落ち着いた、居心地の良い空間が待っていました。

    入口の壁側の本棚には「遊べる本棚 放課後レコード」「銀の森の本棚」など、一箱ずつ名前がついていました。ここは棚貸しの本屋さんのようです。

    こちらの「かえる屋」という本棚は、カエルに関する本だけが置いてありました。アーノルド・ローベルの絵本『ふたりは ともだち』のように著名な本もあれば、『カエルとよむ出会えてよかった名言ブック』なんて変わった本もあります。グラフィック社さんの本と知ってびっくり。

    棚貸し本棚だけでなく、新刊も扱っています。奥に入ると、クリスマスの絵本と一緒に、あきくさあいさんの『いぬのにっちゃんあきとふゆ』が面陳されていました。うれしい。

    その隣には、ペンや手帳、かるたと一緒に「100枚レターブック」シリーズが並んでいました。PIEの本をこんなに素敵に扱ってくださるとは、これはもうお店の方にお話を伺うしかありません。

    お話を伺ったのは小島有加さんです。こちらのお店は小島さんの美術大学時代のご友人でもあり代表でもある村松佐友紀さんとお二人で始めたそうです。お二人はまずゲストハウス「泊まれる純喫茶 ヒトヤ堂」を立ち上げました。その後、村松さんの「棚貸しの本屋さんを始めたい!」という一言から、ヒトヤ堂の姉妹店としてヒガクレ荘を始めることになりました。

    当初、本の販売は棚貸し本屋さんが中心でしたが、始めてみると新刊の要望も多く、徐々に新刊の扱いを増やしていきました。お二人とも書店経験はなかったのですが、勉強しながら、子どもの文化普及協会やトランスビューといった本の仕入れ先を開拓したそうです。

    店名に「本とおくりもの」とあるように、おくりものに喜ばれそうな雑貨も扱っています。こちらはキャンドルです。

    便箋や一筆箋などの紙雑貨も豊富に扱っています。

    小島さんにおすすめの本を伺うと、内田洋子さんの本が大好きだそうで、一箱の中に揃えられていました。

    中でもおすすめは『ジーノの家 イタリア10景』(文春文庫)。ということで購入し、読んでみました。
    イタリアに長年住んでいる内田さんが、イタリアでの出来事を10編のエッセイにまとめたもの……ですが、まるでおとぎ話のような本です。登場する人々は著名なわけでもなく、起きる出来事が超自然的ということでもありません。イタリアという土地と人々が、長い年月をかけて築き上げてきた文化が引き起こす、奇跡のようなエピソードが魅力的に描かれており、イタリアが大好きになってしまう一冊です。小島さんが推していることもあり、お店でもダントツの売れ行きだとか。

    購入した本に素敵なオリジナルカバーを巻いてくださいました。「AKIFUKASHI(秋深し)」と書かれたカバーです。季節ごとに用意されているのですね。小島さんがデザインした消しゴムハンコを押印したものです。

    さらに、本やその他の商品を購入した方にお配りしているフリーペーパー、「ヒガクレ回覧版」までいただいてしまいました。こちらの第9号では、棚貸し本棚の借主さんたちが「Tシャツにしたい一文」や「わたしの幼少期と本の思い出」を寄稿しています。最高ですね。このフリペ、なんと静岡まで訪れなくても、ECサイトで書籍を購入することで購入特典としてついてくるようです。

    以上、この数年で開業した静岡の書店さんを立て続けに3店舗ご紹介してきました。実は静岡にはまだまだ魅力的な本屋さんが増え続けているようです(「個性派『独立系書店』出店ラッシュ 静岡県東部の交流拠点に」あなたの静岡新聞)。みなさんもどこか知らない土地を訪れる際に、ぜひどんな本屋さんがあるかを調べてから訪問してみて下さい。きっと素敵な本屋さんに出会えることと思います。

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    (文・写真:PIE三芳寛要 撮影日:2023/11/12)

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