おとぎ古書店の幻想装画【第13回】もみの木(アンデルセン童話より)|夜汽車|PIE International

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〜あらすじ〜
ある森の日当たりの良い場所に、かわいいもみの木がはえていました。まわりは大きなもみの木に囲まれていたので、そのもみの木は、大きくなりたいとばかり願っていました。野うさぎがもみの木を飛び越える遊びをすると嫌な気持ちになりました。
もみの木はやがて大きくなりました。そして、もっと立派に大きくなることが素晴らしいことだと思いました。
クリスマスが近づくと、若いもみの木が切られていきます。もみの木は、クリスマス・ツリー用に切られて、暖かい部屋に飾られることに憧れました。そして飾られた後は、もっと素晴らしいことが起きると想像していました。お日さまや風に「私達と一緒にこの広い森で、今を楽しんでおくのが良いよ」と言われても、もみの木は嬉しくありませんでした。
ある年の冬、とうとうもみの木はクリスマス・ツリーとして使うために、切られて町に運ばれました。もみの木のまわりに子ども達が集まって、楽しそうに飾りをつけます。もみの木も胸を踊らせました。
しかし、夜が明けてクリスマスの翌朝になると、もみの木は飾りを取られて……。

 


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~Rough draft~
今回はクリスマスが近いのでアンデルセンの『もみの木』にしました。物語はもみの木がずっと先に思いを馳せて、なかなか今の幸せを感じることができないという、少し悲しい大人向けのおとぎ話なのですが、イラストはもみの木が一生で一番楽しかったクリスマスの絵にしました。子ども達のドレスは物語を表した模様にしました。
それでは、皆さん良いクリスマスを!

次回は1月11日更新予定です! 次回もお楽しみに!!